動画で見るカッコウ科の識別点
|
- 2017/10/23(Mon) -
|
![]() この1枚からカッコウ科(カッコウ・ツツドリ・ホトトギス)の3種の識別は出来ません。 ① 喉部に横縞があり、ツツドリ成鳥でないことは分かりますが・・・ 幼鳥(J)か、第一回冬羽(1W)に移行中かどうかは下尾筒を含め もっと全般を知る必要があります。 鳴声による識別は有力ですが、この時季「カッコウ」とはさえずらないし、 地鳴きも鳴くことが少ないのですが 録音機を持参し動画も収録し、鳴き声を録音しようとしましたが聞くこともできませんでした。 ② 胸~腹の横縞はやや細く、動画から12本は確認できました。 成鳥では横縞で区別がつき 図鑑により識別点として、横縞の本数が記載されているが、Jまたは1Wでは 参考程度で決め手にはならないようです。 ③ Jまたは1Wの下尾筒の横縞は、ツツドリかカッコウの判別には役に立つことが多く 一般的には、ツツドリには横縞があり、カッコウには無い事が多い。 (巣立ち後1ヶ月半までの8月下旬までは、カッコウにも横縞のあるのもいる) ④ 中央尾羽は特徴があるので、調べてみました。 黒味がある中央尾羽で、ツツドリにもみられる白斑がある。 尾羽全体もはっきりした模様がある。 ⑤ 幼鳥の後頭部に白斑がある。 トケン類は枝の中の毛虫を捕る時、枝に引っかかって後頭部の羽根が白く見える時もあるので 動画でしっかり確認した。 図鑑によっては、カッコウ幼鳥のみ白斑があると記載されていますが ツツドリにも見られる場合もある。 このように個々に調べるとカッコウ 1W のようですが、全体的にはツツドリ 1W に 近いように思えます。 下記の10冊の図鑑・図書を参考にしましたが、これら3種は、赤色型、暗色型、中間型があり 写真だけを見比べて判断ができないので、其々の特徴を調べましたが 図鑑では、成鳥の記載があるが幼鳥や1Wは少なく 個体差のあるツツドリの体長(L)も、ほとんどが同じ数値で(参考文献が同一)で 最大値~最小値の記載があるのはCOLLINS だけでした。 最初に見てから9日間いましたが、観察すればするほど謎の多い鳥で 子育てを托卵によって行い、托卵する相手により卵の色を変えると言う この器用な鳥の幼鳥も育てする親鳥が異なる為、 親鳥を見れば幼鳥の種が分かる訳にはいかないので 参考文献の中では、托卵する所から現場を見ている吉野俊幸さんの 郭公「日本の托卵鳥」が一番分かり易いです。 文章が長くなりましたが、識別点は こちらの動画で説明してあります。 動画 参考図書 1 日本の野鳥650 解説:大西敏一、五百澤日丸 2 日本の野鳥590 解説:大西敏一 3 日本の鳥550 「山野の鳥」 解説:五百澤日丸 4 COLLINS BIRD GUIDE Lars Svensson 5 羽根図鑑 笹川昭雄 6 郭公「日本の托卵鳥」 吉野俊幸 7 原寸大写真図鑑 羽 高田 勝 8 鳥類学 フランク・B・ギル 9 (野鳥が識別できる本) 解説;叶内拓哉 10 (野鳥図鑑670) 永井真人 ( )内の図鑑の内容は採用していません、 また写真は参考にしていないので、写真家名を省略しています。 ![]() クリック↑ありがとうございます ![]() 人気ブログランキングへ |
傷ついたカッコウ その後
|
- 2017/10/17(Tue) -
|
![]() 1週間後、桜の中で元気に採餌 ![]() 松の枝でくつろぎ ![]() 飛び回っていました。 傷ついた日の様子は こちらから 傷ついた日と1週間後の様子は動画でどうぞ ↑コマシャルの絵・文字は右上の✕をクリックすると消えます。 ![]() クリック↑ありがとうございます ![]() 人気ブログランキングへ |
松と桜の中のトケン
|
- 2017/10/16(Mon) -
|
![]() 松の枝で休息し ![]() 桜の枝の中で餌を探すカッコウ科の鳥 松と桜の枝の中の動画 手持ちで撮影のためにブレがありますが、画像が甘くならないように なるべくブレ補正はしていません。 次回は三脚使用のものをアップ予定です。 |
今季の一枚・トケン
|
- 2017/10/13(Fri) -
|
![]() お気に入りの1枚 ![]() クリック↑ありがとうございます ![]() 人気ブログランキングへ |
トケン 若
|
- 2017/10/04(Wed) -
|
![]() 一見 ツツドリ風 ![]() ツツドリ成鳥では無さそう ![]() ムムッ これは難問! 過去の画像より ![]() カッコウ科には違いないが、とりあえずトケン若としておこう。 ![]() クリック↑ありがとうございます ![]() 人気ブログランキングへ |
| メイン |
|